個人学習プロジェクトの中間報告
三つの海戦
田中啓多
この中間報告では、筆者がこれまで読んできた福田幸弘の「連合艦隊:サイパン・レイテ海戦記」の内容について述べる。筆者が個人学習プロジェクトとしてこのトピックを選択した理由として、三つの点をあげる。一つ目は、筆者が所持している「連合艦隊:サイパン・レイテ海戦記」は元来祖父の物であったため、亡くなった祖父の思想の理解に少しながらでも近づけるのが可能であることを信じて読むという興味からである。二つ目は、筆者の幼い頃から持っている歴史への興味によって、この戦記を読むことは興味深いからだ。三つ目は、この本を読んで、読書力を深めるためである。
太平洋戦争で日本艦隊の消失をもたらした原因は三つの海戦である。その海戦とは「ミッドウェー海戦」、「サイパン沖海戦」、と「フィリピン沖海戦」である。「ミッドウェー海戦」によって、日本は当日持っていた空母6隻のうち4隻を失った。「マリアナ沖海戦」では、連合艦隊にあった艦上航空戦力の約九割(400機)を喪失した。これにて、日本は艦隊と言える規模の航空母艦隻数を失った。
その後に行われた「台湾沖航空戦」では、日本側は基地航空部隊によって、米海軍に攻撃をしかけ、約600機を喪失した。この航空戦では、日本の大本営は間違って米艦隊の空母11隻を含むおよそ14隻の艦艇を沈没させたと虚報したが、実は巡洋艦を2隻大破させただけであった。これによって、米海軍には艦上航空戦力が残っていないと信じた日本海軍司令官は、それまで温存させていた水上艦隊を「フィリピン沖海戦」に突入させ、正規空母1隻、改装空母3隻、戦艦3隻、重巡洋艦6隻、軽巡洋艦4隻、駆逐艦11隻、合計28隻沈没させてしまった。それに対して米海軍は同じ「フィリピン沖海戦」で軽空母1隻、護衛空母2隻、駆逐艦2隻、護衛駆逐艦1隻、合計6隻沈没させた。
この三つの海戦にわたって指揮官は何度も変わっていった。その情報は以下の表に記載した。
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海戦 |
ミッドウェー海戦 昭和十七年六月五・六日 |
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側 |
日 |
米 |
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司令長官 |
山本五十六大将 |
チェスター・W・ニミッツ大将 |
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指揮官 |
南雲忠一中将 |
F・J・フレッチャー少将 レイモンド・A・スプルーアンス少将 |
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海戦 |
マリアナ沖海戦(またはサイパン沖海戦)(米:フィリピン海海戦) 昭和十九年六月十九・二十日 |
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側 |
日 |
米 |
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司令長官 |
豊田副武大将 |
チェスター・W・ニミッツ大将 |
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指揮官 |
小沢治三郎中将 |
レイモンド・A・スプルーアンス中将 マーク・A・ミッチャー中将 |
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海戦 |
フィリピン沖海戦(米:レイテ湾海戦) 昭和十九年十月二十三日から二十六日 |
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側 |
日 |
米 |
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司令長官 |
豊田副武大将 |
チェスター・W・ニミッツ大将 |
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指揮官 |
第一遊撃部隊(主力水上艦隊) 栗田健男中将 機動部隊(囮空母艦隊) 小沢治三郎中将 |
第三艦隊 ウィリアム・F・ハルゼー大将 第七艦隊 トーマス・C・キンケード中将 |
以上の通り、真珠湾攻撃後から終戦まで、米海軍の司令長官はチェスター・W・ニミッツ大将であった。それと比較して、日本艦隊司令長官は山本五十六から古賀峰一、古賀峰一から豊田副武大将と変わった。古賀峰一大将は山本五十六大将が戦死した昭和十八年から昭和十九年のマリアナ沖海戦の直前まで連合艦隊司令長官の務めを果たした。
ミッドウェー敗戦後、南雲中将が責任をとわれ、左遷された。マリアナ沖海戦では中部太平洋方面司令長官としてサイパンの守りにつけられ、サイパンの戦いで戦死した。
作戦を失敗し続けた日本艦隊の指揮官の多くは海軍兵学校の上級生徒であった。4名の提督の一時期の立場を以下の表に記載した。
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南雲忠一中将 |
小沢治三郎中将 |
栗田健男中将 |
第一航空艦隊司令長官 角田覚治中将 |
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級 |
一号生徒 |
二号生徒 |
三号生徒 |
四号生徒 |
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年 |
四年生 |
三年生 |
二年生 |
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日本海軍当日の提督は決戦に全力を掛ける思想であり、日本敗戦の原因の一つであった。結局、三つの海戦によって、日本海軍は空母中心の機動部隊から始めて、戦艦、巡洋艦中心の水上艦隊までも潰滅し去られたのである。
現在困っていることはほとんどない。読んできた分だけ読書力が非常に上がった気分である。これからもこの報告で紹介した海戦の詳細についてさらに調べることを楽しみにしている。
私は 戦争 についてあまり知 りません。高校 の歴史 の授業 では、あまり注意 を払 (はら) わず、しっかり勉強 しませんでした。でも、今 は歴史 に興味 があって、戦争についてもっと学 びたいと思 っています。
ReplyDelete啓多さんの個人プロジェクトはとてもわかりやすく、くわしく書 かれていて、おもしろかったです。特 に、戦 いの流 れや指揮官 (しきかん) の変化 について、しっかり説明 されていて、読 (んいて勉強 になりました!
とても読みごたえのある中間報告書でした!三つの海戦を通して日本海軍がどのように変化していったのかが、明確に整理されていて勉強になりました。
ReplyDeleteお祖父様の本を通じて歴史を学ぶという個人的なつながりがあるのとても素敵だと思います。歴史の事実だけでなく、家族とのつながりや記憶も感じられて読みながら心に残りました!これからさらに詳しく調べていくということで、続きを楽しみにしています:)
面白い歴史ですね。日本側は完全に情報不足の故負ける状況に進んでいましたね。このプロジェクトの後半は何を中心に研究しますか
ReplyDelete私も歴史に興味があります。高校の時2番の世界大戦についてたくさん学びましたから、その海戦を聞いたことがあります。日本語の本を読むつもりです。いい練習だと思います。
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